みなさんこんにちは、今月は何故かばたばたと作業ラッシュで、
あっという間に月末になってしまいました!
毎日深夜までの作業が続きました、しかし最近体力の低下が著しく
寄る年波には勝てないのかな・・・と、つくずく感じる今日この頃です。
さて、みなさんこの部品見たことありますか・・・?
そうです、サブバッテリーを2個とか増設したとき等に取り付ける
部品です。
サブバッテリー切り替えSWと言うもので文字どうり、
複数のバッテリーの接続を切り替える装置です。
通常キャンピングカーには車体用のメインバッテリーと
キャンピング設備用のサブバッテリーが搭載されてます。
そのサブバッテリーが1個だけでは少々物足りない時に
サブバッテリ-を増設するのですが、そのとき単純に
2個のバッテリーのターミナルをジャンパーケーブルで繋いだ
だけでは、良くない場合があります、電気を使用時には単純に
倍の容量が得られるのですが、充電時には2個のバッテリー
に均等には充電されない場合が出てくるのです。
バッテリーが二個並列に接続されただけでは、電気の通り
道も二つになります、そのとき左右同じ抵抗であれば、微妙に
左右均等に電気は流れますが、バッテリーを使用続けて行くに
従い、少しずつそれぞれのバッテリーの内部抵抗が変化して
行き、電気は少しでも楽に流れる方を通ろうとします、
結果電気が通りやすいほうのバッテリーは充分に充電
されるのに、もう片方のバッテリーは殆ど充電されない
という状態にもなります。
そうなると、充電停止後にこんどは、充電不足のバッテリー
が充分充電されたバッテリーから電力を奪い続けて、
結果均等電位に落ち着いた時にはどちらのバッテリーも
腹7分目くらいになってしまい、結果充分健康な1本の
バッテリーよりも電力容量は少ないなんてことにも陥ります。
よって切り替えSWを取り付けることで、充電時は
1本のバッテリーにだけ電気の通り道を指定する事が出来るので
確実にそれぞれのバッテリーの管理がしやすくなります。
ちなみに、このSW最大通過電流が380Aと余裕があるので、
1500Wクラスのインバーターを搭載していても使用可能です。
以上、キャンピングカーの電気の小話でした。
また来月からも宜しくお願いいたします。