カップラーメンが恋しいこの頃 I☆R☆I☆E 入江です。
暑すぎてカップラーメン食べられないっす。
・・・何食べてるかって?・・・コレっす。
メロン。お客様が旅先からわざわざ送ってくださった一品です。
贅沢?へっへ~(*´∀`) O様ありがとうございますっ!
・・・さてね。
本日の患者(患車?)さんは王様。「コーの王様」じゃねっす。
グローバル社製「キング」。
確かに古い車ではあるのですが・・・各所にビルダーの「心」が見える
そんな気がする1台。
こんな専用ガーニッシュが付いてるんですぜダンナ。
聞けば排水タンクからいつも水が漏れてきちゃうんですよ・との事。
見れば排水バルブがもうクッタクタ。交換だ。
バルブはボルト4本とコーの王様で留まっている。いたって簡単だ。
しかしなんとね・・・そのボルトがタンクの中から差してある。
外すにはタンクの中に手を入れてレンチで押さえる必要があった・・・。
降ろすぜ!
まずはタンクに接続されているホースやら配線やらを外す。
配線は触るとポロリと取れた。腐食がひどい・・・作り直し。
吊り上げている長いボルトを抜き取る。普通は抜かずに落とせる気がするのだが・・・
気合の入った造りはそんな事を許さなかった・・・2本は抜かなきゃダメな位置。
ボルトの両端がダブルナットで締めてあり、ちょっと緩めるといろんなところで空回り。
紆余曲折を経てようやく引きずり出した排水タンク。
オールステンレス製溶接仕上げ。何とも無く見えるタンクだが・・・
見た感じハンドメイドじゃねーかと。
だとすると・・・高い技術ですげー丁寧に作られてるのが判る。
つい「圧倒的じゃないか・・・・!」と何かのモノマネをしたくなる。
それ故・・・「なぜボルトを溶接しなかった!?」と悔やまれもしたのだが。
いよいよ核心。ココを開けば中に手が入る・・・
これまたリベットとコーキングによりガッチリと留まっている。
ホント造りが凝っている。・・・泣けてくる。色んな意味で;
ようやくフタ?を外し、小さな穴へ両手を突っ込んでの作業。
写真はやっとバルブ本体を外したトコロ。
傍らの四角い板を見れば、開いた穴の大きさが窺えるはず・・・
これは・・・この腕でなければ2本は入るまいw
錆と固着で結局回らず
もともとのボルトはナットごと切り落とすハメになった。
あとは逆の手順を辿って組み付け・完成。
新鮮に蘇った。たった4本のちっちゃなボルトの為に苦労を強いられたぜ・・・。
若干の「なんでこうなったw」的な部分は仕方ないとして
マニアックな視点でみると非常に良く造られた
とても真面目な(まぁ・・・みんな真面目ですけどね)車両じゃねーかと。
「造る」事に対しての技術の高さが垣間見えた気がした
ちょっと胸アツな車両だったっす。